ロシアの地方都市により多くの日本企業を 日ロ経済合同会議
2020年2月19日 5時14分
日本とロシアの経済交流について話し合う会議がモスクワで開かれ、ロシアの地方都市へより多くの日本企業が進出できるよう協力することで一致しました。
ロシアの首都モスクワで18日開かれた日本ロシア経済合同会議には、日本の経団連やロシアの経済団体、それに政府関係者など200人以上が出席しました。ことし日本とロシアの地方どうしの交流を進める「地域交流年」が始まったことから、会議では日本企業とロシアの地方都市との経済交流について意見が交わされました。この中で、ロシアのレシェトニコフ経済発展相は「ロシアの地方は大きな可能性を秘めている。両国の首脳が地方どうしの交流を後押ししていることは、非常に重要だ」と述べたうえで、日本企業のロシアの地方都市への進出を積極的に支援する方針を示しました。そしてロシア側が地方で鉄道などの物流インフラの整備を進め、日本企業が進出しやすい環境を作り、新たなプロジェクトの実現を目指すことで一致しました。会議に参加した経団連日本ロシア経済委員会の朝田照男委員長は「ロシアビジネスの源泉は地方にある。パートナーの真剣さをよく確認したうえで、ロシアの地方に進出することが重要だ」と話していました。
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