中国第1四半期のグローバルネット投融資が目に見えて増加

中国情報通信研究院が22日に発表した報告書「2021年第1四半期(1-3月)のインターネット投融資運営状況」によると、同期には世界のネット投融資が目に見えて増加したという。中国新聞社が伝えた。

同報告書によれば、同期のグローバルネット投融資の総額は前期比、前年同期比とも目に見えて増加した。国別に見ると、米国のネット投融資が全体的に好調だった。

同報告書は、「新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいることと各国政府が財政出動を大幅に増加したことを背景に、グローバル経済が緩やかに回復している。第1四半期には、グローバルネット投融資の件数は前期比8.4%増加し、前年同期比11%増加した。公表された金額は前期比66.7%増加し、前年同期比164.5%と大きく増加した」と伝えた。

このうち、企業向けサービス、インターネット・ファイナンス等の分野での投融資の活発度が他の分野を上回った。同期にはグローバル企業のサービスへの融資は1004件行なわれ、ネット・ファイナンスは948件、ECは750件、医療・ヘルスケアは455件だった。

同期の中国ネット投融資は全体として高い水準を保ち、前期比ではやや減少した。件数は前期比2%減、前年同期比52.5%増、総投融資額は前期比8.9%減、前年同期比170%と急増した。

投資分野を見ると、企業向けサービスへの投融資の活発度が他の分野を大幅に上回り、第1四半期は118件に上った。以下、ECの88件、ネット・ファイナンスの42件、医療・ヘルスケアの35件と続いた。

統計によると、中国のネット・ファイナンスの融資額が1億ドル(1ドルは約107.9円)を超えたケースは36件あり、融資額は合計120億2千万ドルとなり、同期の融資総額の80%を占めた。このうちコミュニティの共同購入企業の興盛優選は同期に30億ドルの資金調達を達成し、同期の融資総額に占める割合が20%を超え、企業の時価総額が少なくとも80億ドルに達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年4月23日

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