台湾地区に関する米側発言に外交部「米国は摩擦や対立を作り出すのを止めるべき」

米国務省報道官による台湾地区に関する発言について、外交部(外務省)の趙立堅報道官は23日の定例記者会見で、「米側は『一つの中国』原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、摩擦や対立を作り出すのを止め、『台湾独立』分裂勢力に誤ったシグナルを送るのを止めるべきだ」と述べた。

【記者】米国務省報道官が台湾当局によるリトアニアでの「代表処」開設について、国際空間を拡大する重要な一歩であるとして、リトアニアへの支持を重ねて表明したとの報道について、中国側としてコメントは。

【趙報道官】「一つの中国」原則は広く認められた国際関係の準則、国際社会の普遍的共通認識であり、中国が国交のある国との関係を発展させるうえでの政治的な基礎だ。中国の国家主権及び安全保障上の利益を損なう行為に対して、中国側が合理的・合法的な対応を取るのは、自らの正当な権益を守り、国際公正・正義を維持するものだ。

米側の発言はまさに「語るに落ちる」と言える。今回の発言によって、いわゆる「駐リトアニア台湾代表処」の開設をリトアニアが認めたことが、国際的に公然と「一つの中国、一つの台湾」を作り出し、「台湾独立」分裂勢力と気脈を通じたものであることが一層証明された。そして、その背後で陰謀をめぐらしているのが一体誰であるのかもはっきりした。

米側は「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、中国との国交樹立時の厳粛な政治的約束を厳守し、摩擦や対立を作り出すのを止め、『台湾独立』分裂勢力に誤ったシグナルを送るのを止めるべきだ。我々はリトアニア側にも戒告する。特定の大国のために火中の栗を拾えば、最終的に自らの身を焼くことになるだけだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年11月24日

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