習近平国家主席が南アフリカのラマポーザ大統領と電話会談

習近平国家主席は18日午後、南アフリカのラマポーザ大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席は「中国は南アフリカと共に、両国関係の、より高い質、より広い分野、より深いレベルへの邁進を後押しすることを望んでいる。双方は引き続き互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題において揺るぎなく支持し合い、各分野の協力が新たな成果をあげ続ける後押しをする必要がある。中国は南アフリカの良質な製品の対中輸出の増加を歓迎し、新エネルギーや電子商取引など新興分野での協力拡大を支持し、中国企業に南アフリカでの投資協力を促し、南アフリカの開発目標である『新投資イニシアティブ』の達成に助力する。また南アフリカとのワクチン生産協力を検討し、南アフリカやアフリカ各国の新型コロナとの闘いを支援したい」と表明。

そして、「中国は今年のBRICS議長国として、南アフリカと共にBRICS協力体制の発展の勢いを維持し、より包括的、緊密、実務的、包摂的な質の高いパートナーシップを構築し、構成国自身の発展を実現し、より力強く、グリーンかつ健全な世界の発展を後押ししたい。中国は各国と真の多国間主義を堅持し、国際公正・正義を守り、新興国と発展途上国の正当な権益や共通利益を守り、世界経済の安定的回復の後押しに積極的に貢献し、人類運命共同体の構築を後押ししたい」と強調した。

ラマポーザ大統領は、「南アフリカは『一つの中国』政策を揺るぎなく遂行し、西蔵(チベット)関連など重大な問題における中国の立場を揺るぎなく支持している。中国との結びつきを緊密化し、親善を揺るぎないものにし、南アフリカと中国の各分野の実務協力、アフリカと中国の包括的・戦略的協力を深めたい。南アフリカは今年のBRICS議長国としての中国の取り組みを支持しており、BRICS首脳会談が成功を収めることを期待している」とした。

両国首脳はウクライナ情勢についても意見交換を行った。中国と南アフリカはウクライナ問題において立場が非常に近く、主権国家には自らの立場を独自に決定する権利があり、ロシアとウクライナが和平交渉を保ち、対話と交渉を通じて紛争を解決することを支持するとの認識で一致した。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年3月21日

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