宇宙テクノロジーの先端を見据える深宇宙探査実験室が発足

月探査4期や惑星探査の研究・製造・建設任務を担当し、国際月科学研究ステーションや小惑星防御システムなどの重要プロジェクトの論証と実施をけん引する。国家航天局が2月26日に明らかにしたところによると、深宇宙探査実験室(天都実験室)がこのほど正式に発足した。新華社が伝えた。

国家航天局、安徽省、中国科学技術大学の3者が共同建設する深宇宙探査実験室は、世界の宇宙テクノロジーの先端と国家宇宙強国戦略の戦略的需要を見据え、深宇宙探査分野の国家重要科学技術プロジェクト及び国際ビッグサイエンス計画をめぐり、戦略的、先見的、基礎的研究を展開し、科学、技術、プロジェクトの融合発展を実現する新型科学技術研究開発機関だ。同実験室の本部は安徽省合肥市に、支部は北京市に設立される。国家深宇宙探査分野重要プロジェクト任務をめぐり、プロジェクト全体の技術研究、新興学際的技術研究、宇宙科学系図・全体研究、基礎先端科学・技術研究を展開するとともに、積極的に科学技術成果の転化を展開する。

国家航天局の張克倹局長は、「国家航天局は実験室共同建設協定と建設プランに基づき、同実験室の建設と運営をハイレベルで推進し、国家重要プロジェクト及び地方経済・社会の融通発展を推進する。同実験室による月探査4期及び惑星探査の研究・製造・建設任務の担当、国際月科学研究ステーションや小惑星防御システムなどの重要プロジェクトの論証と実施のけん引、ビッグサイエンス装置を始めとする深宇宙探査分野の大型基礎科学研究施設の研究・製造・建設を支援し、月科学研究ステーションなどの国際ビッグサイエンス計画及び国際重要協力プロジェクトを育成・発起する。同実験室が中国内外の高度人材を誘致し、先端技術成果の実用化・転化及び産業への応用を展開することを支援する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年3月1日

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