ITインフラ管理を効率化して経費削減 Kyndryl Bridgeの導入実績を発表
「Kyndryl Bridge」は現在500社以上に導入され、2024年3月までにはさらに1000社以上のユーザーが加わる見込みだ。初期採用者はすでに年間で10億ドル以上の経費を節約したとされている。
[後藤大地,有限会社オングス]
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Kyndrylは2023年7月13日(現地時間)、ITインフラ統合プラットフォーム「Kyndryl Bridge」について、現在500社以上が導入し、会計年度末(2024年3月)までにはさらに1000社以上のユーザーが加わる見込みだと発表した。
KyndrylはKyndryl Bridgeの導入企業が500社を超えたと発表した(出典:KyndrylのWebサイト)
Kyndryl Bridgeの導入で得られた成果とは?
Kyndryl BridgeはML(機械学習)を含めたAI(人工知能)や自動化技術などを駆使して、顧客のITインフラの見える化・最適化を支援する。システムのインベントリや課金状況をダッシュボードで表示したり、稼働状況を可視化したりすることで、ハイブリッド/マルチクラウドといった環境を効率的に管理できる。
KyndrylはKyndryl Bridgeを初期に導入したユーザーがすでに年間で10億ドル以上の経費を回避したと計算している。その主な内訳は以下の通りだ。
- 何千件といったサイバーセキュリティインシデントを発生前に防止したことによる年間6億7000万ドルの経費回避
- メンテナンス時間を削減したことによる年間3億7000万ドルの経費回避
Kyndryl Bridgeは2024年3月までにはさらに190ほどのサービスが利用可能になり、以下のような成果が得られるようになる。
- インダストリー4.0製造プラクティスの実現や生産品質のリスク低減、新しい市場の特定など、データを管理およびモデル化して業界に特化した成果を提供するためのさまざまなサービスの実現
- サイバーセキュリティ脅威の防止やセキュリティインシデントワークフロー管理、データコンプライアンス要件の検討といった企業組織のセキュリティ投資を最適化するサービスの実現
- サステナビリティインテリジェンスおよびカーボンフットプリント計算ツールなどによるリアルタイムエネルギー消費量および温室効果ガス排出データの測定などによるネットゼロ目標達成に向けた取り組みの支援
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