グローバル自由貿易港潮団商業連盟が海南で発足

海南省潮商経済促進会、アラブ首長国連邦(UAE)潮汕総商会、オランダ潮州同郷会、フランス潮州会館、米国潮商総会、カナダ潮商会、マレーシア潮州工商総会をはじめとする世界的に有名な潮団(広東省潮州市・汕頭<スワトウ>市を始めとするエリアの出身者で構成された経済団体)が呼びかけて発足したグローバル自由貿易港潮団商業連盟が4日、国際潮団総会第21回国際潮団聯誼年次総会で「海南コンセンサス」イニシアティブ提案書に署名した。

同連盟の設立の趣旨は、中国内外の潮汕エリア出身の企業家と華僑企業家との交流協力を促進し、海南自由貿易港の戦略的位置づけに立脚して、5大自由貿易港の持つ資源面の優位性を十分に発揮し、各大型自由貿易港(区)の資金、人材、技術、情報、データなどの分野における実務協力を深化させ、海南自由貿易港を含む世界の新興自由貿易港(区)の発展を推進し、中国の日増しに大きくなる消費市場をよりどころにして、世界規模で自由貿易の資源を供給する共有局面を形成することにある。

同イニシアティブに基づき、同連盟のメンバーは設立を呼びかけた潮団の所在国の自由貿易港間のこれまでの経済的つながりを基礎として、自由貿易の発展レベルを拡大し深化させ、経済成長と公平な経済発展を強化し、世界規模での経済協力を推進する。効率的で互恵の潮団間の協調メカニズムを構築して、貿易と投資を円滑化するとしており、これには設立を呼びかけた潮団の所在国の自由貿易港間および世界におけるサプライチェーンの建設に参加することが含まれ、特に海南自由貿易港建設がもたらす政策ボーナス共有メカニズムの構築が求められる。

グローバル自由貿易港潮団商業連盟は、理事会、連席代表(輪番)、事務局を設置する。事務局オフィスは海南省に常設する。テーマフォーラム並びに連盟年次総会を毎年1回開催する。世界規模で自由貿易港(区)所在地の潮団を連盟会員として積極的に受け入れるとともに、世界規模で自由貿易港(区)所在地の潮団以外の法人機関もオブザーバーとして受け入れることができる。

同連盟は将来、世界規模で自由貿易港(区)所在地の潮汕エリア出身の企業家をタイミングを見て組織・動員して、相互の経済交流・産業協力を展開し、資金、技術、人材、情報、データなどの市場要素の交流と共有を推進し、経済貿易交流とビジネス視察活動を定期的に開催して、「海南コンセンサス」を絶えず強化するとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年12月7日

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