中国とモンゴル結ぶ広軌対応専用列車が初運行

エレンホト鉄道通関地を走る「二連号」(撮影・郭鵬傑)。

中国の内蒙古(内モンゴル)自治区二連浩特(エレンホト)とモンゴルのウランバートルを結ぶ広軌対応専用列車「二連号」が25日、出国検査を終えて、コンテナ54基を積み込んで、エレンホト鉄道通関地から出発し、ウランバートルに向かった。同列車は中国とモンゴルを結ぶ初の広軌に対応したコンテナ専用列車となった。中国新聞網が報じた。

中鉄呼和浩特(フフホト)局集団公司によると、中国の鉄道の線路幅には、国際標準軌の1435ミリが採用されているのに対して、モンゴルや欧州諸国では、幅の広い1520ミリが採用されている。国によって採用されている線路幅が異なるため、国際定期貨物列車は通常、鉄道通関地で積み替え作業をしなければならない。つまり貨物を目的地となる国の線路幅に合った列車に積み替えてから、国境を越えることになるのだ。

しかし、専用列車「二連号」は広軌の1520ミリにも対応できる設計が採用されており、コンテナを積んでモンゴルとの間にある通関地に到着した後、積み替える必要はなく、そのままウランバートルへ向かうことができる。そのため、所要時間が30%短縮し、輸送効率が大幅に向上した。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年5月26日

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