ソフトバンク、20~30ギガで5000円以下 料金引き下げ競争へ
ソフトバンクのロゴ(桐原正道撮影)
ソフトバンクが携帯電話料金で新たな大容量プランの導入を検討していることが13日、分かった。利用者の多い20~30ギガバイトのデータ容量で月額5千円を下回る水準で調整している。携帯料金の引き下げを求める政府の要請に応じる形で、NTTドコモやKDDI(au)も対抗策を打ち出すことになりそうだ。
ソフトバンクでは現在、月額7480円の50ギガの大容量プランと1~5ギガで段階的に料金が上がる小容量プランを提供。格安ブランド「ワイモバイル」では3~14ギガで3種類のプランを用意している。今回、新たな容量帯を新設し、割安感をアピールする。
第5世代(5G)移動通信システムの利用については、現行プランと同様に、追加料金をとる見込み。月内にも方針を固め、新プランを導入したい考え。現行の小容量プランは2ギガ以上使うと料金が5千円を超えるため、新たな容量帯の人気が高まる可能性がある。
政府は20ギガ以上を大容量と定義し、世界的に割高になっていると携帯各社に値下げ圧力をかけている。ドコモは30ギガで月額7150円。KDDIはデータ無制限と小容量プランがあるが、20~30ギガ帯のプランはない。
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