中露首脳が電話会談「中露関係は国際環境の変化に影響されず、いかなる妨害も受けず」

習近平国家主席は28日夜、ロシアのプーチン大統領と電話で会談した。新華社が伝えた。

両国首脳は新年を前に挨拶を交わし、両国民が良い年を迎えることを祈った。

習主席は、「2020年は中露両国及び全世界にとって極めて異例の年となった。新型コロナウイルス感染症が人類の命の安全に空前の試練を突きつけ、世界経済に深刻な打撃をもたらし、世界は激動と変革の時代に入った。危難の時において、中露関係の独特な優位性と貴重な価値が一層明らかになった。双方は互いに見守り助け合い、共に困難を克服し、互いの核心的利益に関わる問題において引き続き断固として支持し合って、両国間の相互信頼と友情の水準の高さを示した。両国は新型コロナ対策における国際協力を積極的に先導し、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設とユーラシア経済連合の連携を順調に推し進め、世界反ファシズム戦争ならびに国連創設75周年を共に祝賀し、G20、上海協力機構(SCO)、BRICSなど多国間の枠組みで重要なリーダーシップを発揮して、国際公正・正義の維持、多国間主義の実践における柱石となった」と指摘。

習主席はまた、「『中露善隣友好協力条約』の確立した世々代々の友好という理念及び新型の国際関係の原則は国際関係史における一大壮挙であり、その強大な生命力と模範的効果は現在の国際情勢の下において顕在化し続けていくだろう。双方は来年の条約調印20周年を契機に、より広い範囲と分野、より深いレベルで協力を推進する必要がある。中国は積極的に新発展構造を構築し、より高い起点から改革開放を推し進め、中露協力により大きな発展のチャンスをもたらす。双方は発展戦略の連携を強化し、協力の新たな業態と原動力を増強し、引き続き中露科学技術革新年を成功させ、両国の科学技術界や産業界による包括的な交流・協力の実施を後押しして、両国経済の質の高い発展により良く助力する必要がある」と強調した。

最後に習主席は、「中露関係は強大な内生的原動力と単体での価値を有し、国際環境の激変による影響を受けず、他のいかなるファクターによる妨害も受けない。中露は戦略的協力の強化によって、両国を抑圧・分裂させるいかなる企ても効果的に防ぎ止め、かつ国際公正・正義を守るための強固な防壁を築くことができる。中国側はロシア側とともに新時代における包括的・戦略的協力パートナーシップを確固不動として発展させ、各自の発展と振興を実現し、新型の国際関係及び人類運命共同体の構築に一層の貢献をすることを望んでいる」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年12月29日

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