KIA、シンガポール生鮮製品の配送に電気車を投入
Posted February. 03, 2021 07:56,
Updated February. 03, 2021 07:56
KIA(キア)が、シンガポールで都心物流事業によるモビリティ事業の多角化を本格化する。
KIAは2日、コールドチェーン(低温流通)スタートアップ「Slab Asia」と「ラストマイルデリバリーPBV実証事業業務協約」(MOU)を交わしたと発表した。
ラストマイルデリバリーとは、最終目的地まで配送することを意味する。KIAが進めている目的基盤モビリティ(PBV)の主要事業領域だ。Slab Asiaは、コールドチェーン用生鮮製品の配送容器を製造して運送する会社で、生鮮製品を韓国内や東南アジア地域に流通する物流網を運営している。
KIAは今年6月まで、シンガポールに生鮮製品の配送のための電気車「ニロEV」を投入する。配送箱を載せやすいように、2列目の座席を平坦に改造するか、座席を完全に無くす。KIAは、Slab AsiaとニロEVの運営で、ラストマイルデリバリーに相応しいPBV開発、電気車運営および管理事業力量を確保すると期待している。KIAは、シンガポールの都市面積と交通環境がラストマイルデリバリーに適していると判断した。
KIAとSlab Asiaは、近く韓国でも国内環境に適したPBV事業を発掘・開発して、類似事業を展開する方針だ。KIAの関係者は、「ラストマイルサービスだけでなく、オープンイノベーションを基盤に様々な事業者と協力して、世界PBV市場の先導に努める予定だ」と強調した
徐亨錫 skytree08@donga.com
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